宇陀紙(うだがみ)は、掛け軸の総裏(そううら)と呼ばれる仕上げの和紙。掛軸裏面に張られる白土【はくど】と呼ばれる泥入りの和紙です。
宇陀紙(うだがみ)は奈良県吉野で漉かれています。一切薬品を入れず、昔ながらの手法で漉かれた和紙はホシと呼ばれるシミも出にくく、柔軟性と強固さを持ち合わせた厚手の楮和紙。紙漉きの際に泥(白土)を入れるのは「防虫」のためなのだそうです。昔の人たちは薬剤に頼らず、自然界のさまざまなモノを駆使して防虫を施されたのですね。
この宇陀紙は国宝や重要文化財の修復・ヨーロッパの文化財の修復などにも広く利用されています。
五代目:福西弘行さん(人間国宝)がご存命だった頃に福西和紙本舗へ寄せて頂き、お話をお伺いしました。とても気さくなおじいさんで丁寧にご説明頂き、楽しい時を過ごさせて頂きました。現在は六代目:福西正行さんが伝統を継承され、昔ながらの宇陀紙を漉かれています。
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