襖(ふすま)は、和紙、襖骨、引手、フチで作成されています。皆さんは、襖の内部構造をご存じでしょうか?また、新しく襖を作成する際に「襖骨」から選ぶことをされましたか?当店ではお客様のご希望をお伺いし、仕上がった際に目に付く襖紙はもちろん、襖紙に合った下張り和紙、襖骨、引手、フチをご提案しております。襖部材はいろいろあります。ひとつひとつの部材を吟味してステキな襖を作成して下さい。
襖(ふすま)の引手は、ふすまを開け閉めする際にふすま紙に直接手が触れるのを防ぎ、手垢などからふすま紙の汚れをを防ぐ役目を果たします。
襖(ふすま)の引手にもさまざまな種類があり、材質の違いはもちろん豊富なデザインがあります。高価な引手はひとつひとつ職人の手作りで作成されます。大量生産されるふすま引手は200円程度から。耐久性やデザイン、またどの程度の期間使用したいのかなども考慮してお選び下さい。
四角い引手には「チリ落とし」とよばれる形状のものが多くあり、引手にホコリがたまらないような形状になっています。丸い引手には「座もの」と呼ばれ、飾りがついているものがあります。その他に丸引手には「寸ロク」と呼ばれるシンプルな形の物があり、土台に付ける穴の大きさが「座もの」とは異なります。
襖縁(ふすまふち)は襖の外周を囲って強度を増す役割と、襖を開閉する際手アカなどで襖紙を汚さないようにする役割をはたします。
木地の襖縁は「スプルース」や「目はじき」が主流です。安価なフチは「ラッピング」となり木の印刷が施されたシールが貼られたフチになっています。漆塗りの襖縁は、熟練の職人さんの手で作成されます。この長い襖縁に漆を均一に塗るのが大変難しく、かなり限定された職人さんの中で作成されています。漆縁は地方によって呼び名が異なり、通常書籍で「花塗り」と呼ばれる「油分を含んだ漆を塗り、乾かすだけで研ぎ出さない技法」。関西では上等の物を半田中入(書籍等では上花塗り)、並のものを通例(三方塗り)といいます。また、磨き仕上げされた縁を「呂色」といい、さまざまな色目や技法があります。
漆塗りの襖縁の代用品として作成されたのが「カシュー」と呼ばれる襖縁で、現在は、この塗りが主流です。「カシュー」とはカシューナッツからつくられた塗料のこと。基本的に「漆塗り」で作成される技法をまねて作成されているので、漆襖縁と同じようなカシューの襖縁があります。
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 |
15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 |
22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 |
29 | 30 | 31 |
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
1 | 2 | 3 | 4 | |||
5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |