本阿弥光悦の時代から愛され続ける「からかみ」。元々は和歌などをしたためる料紙として中国から輸入されていました。しかし、中国の紙は弱くすぐに破れてしまうとのことから日本の和紙を使ったからかみが作られるようになり、江戸時代には12枚のからかみを、明治・大正時代は二三判(約60cm ×90cm )の紙を張り込みながら柄を合わせ継ぎ合わせてふすまに張っていました。昭和になり、紙を漉く技術が向上して襖大の大判和紙が越前で漉かれるようになり、現在の襖紙の大きさのからかみが出来上がりました。
からかみは、主に「雲母(きら/鉱物)」や「胡粉(ごふん/貝殻の内側を砕いてつくられた日本画材)」を使用し、画材の接着には「布海苔(ふのり/海藻の一種)」や「姫糊(でんぷん糊)」、「膠(にかわ/動物の皮や骨から抽出したゼラチンを主成分とする物質)」などを用いて柄摺りされています。昨今では、色胡粉や金色柄のからかみも見受けられるようになりました。からかみは、現在も昔ながらに「篩(ふるい)」と呼ばれる団扇のような道具と手のひらで手摺りされて作られます。
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