紙戸屋・中野表具店

名塩和紙

名塩和紙を漉く

名塩和紙は兵庫県西宮市名塩で漉かれ続けている和紙です。襖の胴張りに使用する名塩和紙(名塩間似合紙)を漉くのは現在では谷徳製紙所一件のみとなってしまいました。江戸時代は『名塩千軒』とまで言われた紙漉きの里があったそうです。この名塩和紙は重要文化財や城、文化財指定のお寺などの襖張り替えの際にも使用されています。

名塩和紙の特徴は、地元で産出される泥を入れて漉かれていること。その泥も色とりどりで全部で4色。泥を混ぜ合わせもう一色、5色の泥入り名塩和紙を作成されています。

襖の胴張りに使用する名塩和紙・間似合紙は「漉き返し」と言い、一度使用した和紙を水で戻してもう一度漉いて作られています。昔々、紙は大変貴重な品であったためリサイクルの観点からそのようになったのかと思います。「間似合い(まにあい)」というのは紙の大きさの事で「一枚でふすま幅に間に合う」という事なのだそうです。昨今作成される襖は大きさがバラバラですが、昔は「一畳」と大きさが決まっていました。

谷徳製紙所・二代目、谷野武信さんは人間国宝。現在は現役を引退され息子さんの谷野雅信さんが谷徳製紙所三代目として紙漉きを受け継ぎ、名塩和紙の商品開発もされています。

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谷徳製紙所・二代目:谷野武信さん(人間国宝)

名塩和紙の泥

谷徳製紙所・三代目:谷野雅信さん

名塩和紙

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