HPをご覧頂き、息子様と一緒にご両親がお見えになりました。当初は、お父様とお母様のお家のふすまの新調ということでお伺いをしておりました。当店事務所内にある「越前手漉き雲肌」のふすまをお見せした所、大変お気に召して頂き、また柄も「花丸」か「萩」で作成したいとの事でした。「フチもテカテカ光るよりも、艶消しの方がしっとりしていいね」とフチの取り替えをお伺い。
採寸にうかがったところ、ふすまの骨もしっかりしており「これなら、張替で大丈夫ですよ。」と「新調」から「張替」に変更。元々の紙をめくってみたところ、なかなか「良いふすま骨」が使用されていたので「ならば…」と、店主は少々手の込んだ「四遍張りの下張り」をしました。(これは、店主が勝手にしたのでオマケ仕事です。)下張りに和紙を4回貼ってから上張りをします。このように下張りをすることによって、表面に出る和紙(越前手漉き雲肌)がふんわりと仕上がり、また部屋内の湿気を吸ったり吐いたりします。この下張りをしていれば、少々の湿気でふすま紙が波打ったりはしません。 仕上がったふすまをお部屋からながめ、奥様が「ちょっと、こっちへ来て見て!いいわ~。お店で見た時は、もっと大きな葉の柄だったような気がしたけれど、しっとりとして。雲肌もきれいね…。木の柱の横に黒のフチもどうかと思ったけれど、黒い方がシャンとしますわね。」とお気に召して頂きました。お部屋にもよりますが、こちらの和室には黒フチで良かったです。ほとんどの場合、ふすまのフチは黒い方が画面がしまって高級感があり、かっこよく見えるのです。翌日には、遠方からお友達がいらっしゃるとの事でした。お友達の評判はいかがでしたでしょうか?いろいろとお世話になりました。また、何かございましたらいつでもご連絡ください。ありがとうございました。
【張替】 | |
柄 | 萩 |
ふすま骨 | 既存品 |
下張り | 上下張り(純楮和紙) |
紙 | 越前手漉き雲肌 K-2221(乳白色) |
染め色 | 墨+雲母 |
ふすま縁 | 加州艶消 |
引手 | 赤銅 秋菊透 |
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