紙戸屋・中野表具店

施工実例「からかみ襖」

本阿弥光悦の時代から愛され続ける「からかみ」。元々は和歌などをしたためる料紙として中国から輸入されていました。しかし、中国の紙は弱くすぐに破れてしまうとのことから日本の和紙を使ったからかみが作られるようになり、江戸時代には12枚のからかみを、明治・大正時代は二三判(約60cm ×90cm )の紙を張り込みながら柄を合わせ継ぎ合わせてふすまに張っていました。昭和になり、紙を漉く技術が向上して襖大の大判和紙が越前で漉かれるようになり、現在の襖紙の大きさのからかみが出来上がりました。

からかみは、主に「雲母(きら/鉱物)」や「胡粉(ごふん/貝殻の内側を砕いてつくられた日本画材)」を使用し、画材の接着には「布海苔(ふのり/海藻の一種)」や「姫糊(でんぷん糊)」、「膠(にかわ/動物の皮や骨から抽出したゼラチンを主成分とする物質)」などを用いて柄摺りされています。昨今では、色胡粉や金色柄のからかみも見受けられるようになりました。からかみは、現在も昔ながらに「篩(ふるい)」と呼ばれる団扇のような道具と手のひらで手摺りされて作られます。

*以下写真をクリックして頂くと、物件詳細をご覧いただけます。

【大阪市東淀川区】
襖の新調

からかみ「風柳」

【京都市】
襖の張替

京からかみ「光悦桐」

【神戸市灘区】
襖の張替

京からかみ「大小梅の丸」と「瓢箪」の襖(ふすま)

【大阪府狭山市】
襖の張替

からかみ「雲七宝」の襖(ふすま)と「雲七宝」の障子

【大阪府豊中市】
襖の新調

からかみ襖「ひさご」瓢箪柄の襖

【大阪市浪速区】
襖の新調・お茶室腰張り

マンションの茶室「坊主襖と腰張り」、からかみ「利休中桐」

【大阪府吹田市】
襖の新調

からかみ「波に鱗鶴」と「からかみ掛軸風タペストリー」

【大阪府吹田市】
襖の張替

からかみ「光琳大波」黒い襖(ふすま)と伊勢型紙の襖

【大阪市住吉区】
襖の張替

旧家の襖・からかみ「風柳」

【大阪府枚方市】
襖の新調

京からかみ「つぼつぼ」の襖(ふすま)他

【滋賀県大津市】
襖の新調

からかみ「若松」とcatの襖

【兵庫県神戸市】
壁和紙貼り

壁にからかみを張る「五三の桐」

【大阪府堺市】
襖の張替

しっとりとしたからかみ襖・二間続きの和室「さつき」

【大阪市旭区】
襖の張替

からかみ「光琳大波」の襖

【兵庫県伊丹市】
襖の張替

趣のある和室に京からかみ「影日向枝桜」

【大阪市】
襖の新調

琉球畳にからかみの襖「嵯峨野」

【兵庫県】
襖の新調

京からかみ「光琳菊」と市松飾り貼りの襖(ふすま)

【大阪府堺市】
襖の新調・障子の新調

現代建築の和室 京からかみ「おたふく桐」の押入襖とからかみ柄の障子「嵯峨野」

【大阪市】
襖の張替・障子の張替

京からかみ「春挙松」「いたや楓」とお茶室の雪見障子

【大阪市中央区】
襖の張替

太夫さんの京からかみ「七宝」

【京都府京都市】
襖の張替

京町家の京からかみ「向こううさぎ」

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