「紋型のふすまの張替をして欲しい」と近くのお寺の住職様にご来店頂きました。以前の型紙があれば、その型紙で作成出来ますが…とお話をさせていただいたところ、どこにあるのか分からないとのこと。寄せて頂くと、お寺のすべての襖が紋型の襖(ふすま)。「現在も紋型の襖(ふすま)が入っているが、今回は大きな紋型にしたい」とのことで、今回新しく作成した紋型の大きさは1尺、約33cmです。同じ紋方を使用して、1Fは鳥の子紙に2つと3つを交互に。本堂は荒振り箔の紙に3つ。2Fには越前手漉雲肌和紙に1つづつ。紙色と摺り色、紋の配置に変化を持たせ、雰囲気の違う空間になりました。
「ここだけは、雰囲気を変えて…」と、住職様がこだわられた松柄の襖。色々と迷われて決まった襖紙は「四枚続柄 最高級・紗」。布のように目の詰まった糸入り襖紙です。
「ええわ〜!完璧やなっ!」と大変お喜び頂きました。住職様がとても気さくな方で、兄と年齢も近く、出身中学が同じ。当時の中学校の話をしたり、とても楽しくお仕事をさせて頂きました。この度は当店をご利用ただき、誠にありがとうございました。また、今後ともよろしくお願いいたします。<(_ _)>
【張替】 | ||||
柄 | 社寺紋 | 社寺紋 | 社寺紋 | 松柄 |
ふすま骨 | 既存品 | 既存品 | 既存品 | 既存品 |
下張り | 上下張り(純楮和紙) | 上下張り(純楮和紙) | 上下張り(純楮和紙) | 上下張り(純楮和紙) |
紙 | 越前手漉き雲肌 K-2229(錆青磁色) | 洋金荒振 | 特漉鳥の子参号紙 | 上質紗(糸入り) |
染め色 | 雲母 | 胡粉 | 雲母 | --- |
ふすま縁 | 既存品 | 既存品 | 既存品 | 既存品 |
引手 | 赤銅上益平円丸 | 純本金 甲貝御殿房付 | 赤銅上益平円丸 | 金敷座木瓜透(銅製) |
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